5.08.2011

ジャケットとコートの中間の「上着」

bottega venetaのジャケット
張りのあるコットン素材で、ジャケットともスプリングコートとも言い切れない微妙な形をしています。前身ごろは3ボタンとダブルジップ、スタンド気味のテーラードラペルにシーム部分にはところどころ微妙にギャザーを入れていたり、よく見るとライターで炙ったような細かい穴が無数に開いているという、大変手のかかった作りをしています。従来のbottegaにありがちな一見野暮ったいシルエットとも一線を画しており、肩幅・身幅・袖ともにかなり細く作られているのも気に入った要因でした。良い服≠売れる服、なのでメゾン系ブランドではそれらを分ける傾向が顕著と思いますが、これはあきらかに前者。ここ数シーズンのMaier氏のキレ味にはやられっぱなしです。

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